みなさん、こんにちは。
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今回は柳生雄寛(やぎゅう・たけとも)さんの「決める技術」をご紹介します。
「決める」ということの本当の意味をご存じでしょうか。
もしかしたら、「決めている」と思っているだけで、本当は「決めていない」かもしれません。
満足できる人生を歩めるかどうかは、「決断の量と質で決まる!」と言っても過言ではありません。
ではどういう思考プロセスであれば、自分が納得する「正しい選択」ができるようになるのでしょうか。
この本には、たくさんヒントが詰まっています。
印象に残ったポイントを、分かりやすく解説したいと思います。
①考えても仕方のないことは考えない
世の中には、あれこれと悩み過ぎて、不安になってしまい、なかなか行動できない人がいます。
分かりやすい例でいうと、好きな人がいるのに、「フラれたらどうしよう」とネガティブなことを考えすぎて、告白できないといった行動です。
悪いほうへ、悪い方へと考えてしまって行動できなくなっている人は、世の中にたくさんいます。
この原因は単純です。
それは「考えても仕方のないことを考えてしまっているだけ」ということです。
行動できる人は、考えても仕方のないことは考えません。
告白する前にネガティブなことを考えても、成功するかどうかの確率、つまり結果はなにも変わらないのです。
行動できる人の視点は前向きです。
「うまくいかなかったらどうしよう?」ではなく、「どうすればうまくいくか」ということに、常にフォーカスしているのです。
②ひとつに絞り、ほかの選択肢は捨てる
お昼になにを食べようかと悩み過ぎて、結局は時間がなくなり、貴重なお昼休みの時間が短くなった経験はありませんか?
この原因は、選択肢が多すぎることにあります。
選択肢が多すぎると、「あれもいい、これもいい」となってしまい、なかなか決められないケースが多いのです。
決められない人は、要は、捨てることができないのです。
どんなに優秀な身体能力を持っている人でも、野球、サッカー、バスケットボールの3競技でプロになって成功できる人はいません。
決断できる人は、余計なことを考えず、欲張らずに一つに絞り、ほかの選択肢は捨てています。
決める力とはズバリ、「捨てる力」であるといっても過言ではありません。
「決め切る」とはつまり、「捨て切る」と同じ意味なのです。
③些細なことも意思を持って決める
決断というと、少し大げさに感じるかもしれませんが、朝起きてから夜寝るまでの間に、人間は大小さまざまなものを含めて1日に約2万回もの決断をしていると言われています。
つまり、3秒に1回は何かを決めているわけです。
決断が苦手と思っている人も、3秒に1回は何かしらの決断をしている。
問題はそれを意識しているかどうかです。
決断できる人は、常に「自分が決断している」ということを意識し、明確な意思を持って決めています。
「決めた」と「思った」を混同してしまっている人がいます。
「決める」ということは、行動ができて初めて本当に「決めた」といえることなのです。
行動していない人は、決めたと思っているだけの状態。
何度も言いますが、「決める」と「思う」は違うのです。
この違いを意識できるかどうかで、その後の人生は大きく変わるといっても過言ではないでしょう。
④常に「3つのこと」を自問自答する
最後に、決断力を高めるための効果的な方法をご紹介します。
それは自分の「ウォンツ」「キャン」「マスト」の3つを明確にするというものです。
まず「ウォンツ」とは、自分のやりたいこと、つまり「欲求」です。
たとえ、やりたいくなことを、やると決めたとしても、エネルギーが湧いてきません。
何かを決める際は必ず「やりたいこと」である必要があります。
次の「キャン」は、自分ができること、つまり「能力」です。
自分ができることを把握しておかないと、やると決めても実際にはできない、という事態になりかねません。
最後は「マスト」ですが、これは自分がやるべきこと、つまり「使命」です。
使命がないと、やると決めても応援者や協力者が集まりません。
特にビジネスの場合は、一人の力には限界がありますので、応援者や協力者がたくさんいた方がいいのです。
これは自分のやりたいことか?
これは自分にできることか?
これは自分がやるべきことなのか?
この3つの質問は、自分の人生に非常に重要な質問になります。
事あるごとに、自分に問いかけてみましょう。

いかがだったでしょうか。
人生というのは、過去に自分が何を決め、何を選択してきたのかで決まります。
いま、あなたの人生がうまくいっているのだとしたら、決断が正しかったということ。
厳しいことを言いますが、逆に、うまくいっていないのだとしたら、決断が正しくなかったということです。
この本を読めば、正しい決断の方法が分かります。
ぜひ手に取って読んでみてください。
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これからも実際に読んで、参考になった本を短時間で効率的に解説します。
最後までご視聴ありがとうございました。
本日も良い一日をお過ごしください。