スポンサーリンク

【書評】フルライフ(石川善樹著) 充実人生の設計図

仕事に役立つ本
仕事に役立つ本
【8分で分かる】フルライフ 充実人生の設計図
【目次】 ①後悔しない人生に必要なのは「重心」 0:55 ②「職場」の重心とは? 1:16 ③仕事「時間」の重心 2:31 ④思考の重心「大局観」とは何か? 5:22 予防医学者・石川善樹さんの著書「フルライフ」をご紹介。人生100年時代が到来し、75歳まで一生懸命働く必要がある私たちに、いま必要な「戦略」な何か...

みなさん、こんにちは。

このチャンネルは、忙しい社会人が、聞き流すだけで分かるように、短時間で効率的につくっています。

今回は予防医学者、石川善樹さんの著書「フルライフ」をご紹介します。

人生100年時代が到来し、私たちは75歳まで働かないといけないと言われています。

この本は、そんな長い人生を充実させるための「戦略」が書かれています。

印象に残ったポイントを紹介します。

スポンサーリンク

「フルライフ」と「エンプティライフ」

本の題名である「フルライフ」とは日本語で、充実した人生という意味。

フルライフの対義語は、エンプティライフ。つまり、空っぽの人生という意味になります。

空っぽな人生とは、何も誇ることがない、後悔だらけの人生。

では、後悔しないように人生を送るためには、どうすればいいのでしょうか。

後悔のない人生に必要なのは「重心」

後悔しないために、必要なのは「戦略」です。では、戦略とは何か。

軍事学者クラウゼヴィッツは、「戦略家の仕事は、『重心』を発見すること」と語っています。

では、人生で大きな比重を占める「職場」の重心はどこにあるのでしょうか。

石川さんは、職場の重心は「信頼にある」と説明しています。

ここで、イングランドのサッカーチーム、マンチェスターユナイテッドのファーガソン監督の話をしたいと思います。

ファーガソン監督は、ベッカムがいたころの監督で、長年、常勝軍団として君臨していました。

歴代監督の中で、彼だけしかやっていなかったことがあります。

それは、チームがゴールを決めた時、最初に抱き着いて喜びを共有する相手を、得点した選手ではなく、ベンチにいる用具係にしたこと。

縁の下の力持ちに、最初に感謝を示すことで、チームが末端の構成を含めた信頼で成り立っているということを、チーム全体に浸透させたのです。

職場で信頼を築くには、相手の仕事、人生、プライベートまで全方位に気遣うこと。

気遣われた相手は「一人の人間として認められている」と感じ、信頼が築かれると説明しています。

仕事「時間」の重心は?

「職場」の重心が「信頼」ということは分かりました。

では、仕事の「時間」の重心はどこにあるのでしょうか。

石川さんは、仕事時間は、大きく3つのキャリアに分けられると説明しています。

20~30代のハードワーク期、40代のブランディング期、50代のアーチブメント期の3つです。

仕事で成功を収めるには、この3つの期間のそれぞれの戦略が必要です。

まずハードワーク期とは、簡単に言うと「質の高い仕事をする」期間。時間戦略の中で、最も大事な期間と言えます。

ここで、取得するのが、自分の武器となる専門性です。

例えば、「〇〇が専門の佐藤です」と、名前の前につく「〇〇」を手に入れるように努力することが重要です。

石川さんは、この期間に「目上のすごい人」に気に入られると、専門性の取得が速くなると説明しています。

やはり、年上に気に入られる「人たらし」は、出世もしやすいし、どんどん成長していくのです。

 

ハードワーク期の次にやってくるのが、ブランディング期です。

この期間に高めるのは、仕事の能力ではなく、「人間としての魅力」。

ハードワーク期で取得した「〇〇の佐藤」の〇〇の部分は、自分よりも若いフレッシュな人が出てきたら、簡単に取って代わられてしまいます。

さらに、来る仕事が、自分の専門性や経験に寄ったものばかりとなり、自分の幅が広がりにくいというデメリットも出てきてしまいます。

ブランディング期とは、言い換えるなら、「他分野、他業界からの信頼」を獲得する時期。

ハードワーク期は、目上の凄い人との信頼関係を築きましたが、ブランディング期で築く相手は「同世代の仲間」です。業界の内外でいろいろな仲間を増やし、自分自身の器を広げることが重要になります。

 

そして最後のアーチブメント期。もうここまで順調に来たら、十分な能力、人間的な魅力は身についています。

仕事を「志事」に変えて、これまで培ってきた能力を、どんどん社会に還元していくべき時期です。

「社会をどう良くしていきたいのか」という具体的なビジョンを持ちつつも、次世代の若い人と積極的に付き合い、後進を育てる時間に充てるべきと言えます。

思考の重心は「大局観」

ここまで時間戦略について説明しました。

次に、考え方の重心はどこにあるのか。いい考え、いいアイデアを導き出す戦略について説明します。

発想に使われる脳のネットワークは3種類あります。

それぞれ、デフォルトモード・ネットワーク(DMN)、セイリエンス・ネットワーク(SN)、エグゼクティブ・ネットワーク(EN)と呼ばれています。

デフォルトモード・ネットワークは、大量のアイデアを出す、いわゆる「直観」と呼ばれるもの。

セイリエンス・ネットワークは、この大量のアイデアを3つに絞るような時に使われ、「大局観」とも言い換えられます。

最後のエグゼクティブ・ネットワークは、絞られた3つのアイデアを、論理的にひとつに決めるときに使われます。

いい発想をするのに、特に重要なのは「大局観」です。

なぜなら、ここが活性化して、初めて「直観」と「論理」をスムーズに、つなげることができるからです。

この大局観を鍛えるにはどうすればいいのか。

石川さんがおすすめするのが「飲み会」です。

飲み会は、仕事の愚痴や職場の噂話といった細かいネタから、「今の日本」「人生とは」などの大きな話題を取り上げます。この「具体」と「抽象」の行き来が、日常ではありえないスピードで行われ、脳が鍛えられるというのです。

石川さんは、働き方改革や、若者の飲み会嫌いなどで、こういう時間が減っていて、日本人の大局観の衰えを心配しています。

いかがだったでしょうか。

人生100年時代は、過去に人類が経験したことがないことです。

私たちに必要なのは、ビジョンを明確にした戦略です。

60歳から年金をもらい、あとは悠々自適という人生は、残念ながらもう来ません。

今のうちに何ができるか、この本を読んで、人生の戦略を立ててみましょう。

 

もしこの動画が気に入ったという方は、チャンネル登録をお願いします。

このチャンネルは、私が実際に読んだ本を、短時間で効率的に解説しています。

最後までご視聴ありがとうございました。

本日も良い一日をお過ごしください。