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【書評】岩田聡はこんなことを話していた。(ほぼ日著) こんなに優しい社長がいたことを知っていますか?

人物伝
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【8分で分かる】岩田聡さんはこんなことを話していた
【目次】 ①本物の「信頼」の築き方 1:01 ②「得意」なことの見つけ方 3:16 ③岩田流「問題解決法」 4:25 ④そもそも、「才能」って何? 6:12 任天堂元社長で、2015年に惜しくも亡くなった岩田聡さんの言葉をまとめた本です。人格者として知られ、天才プログラマーとしても数多くの名作ゲームを生み出しまし...

みなさん、こんにちは。

このチャンネルは、忙しい社会人が、聞き流すだけで分かるように、短時間で効率的につくっています。

今回は、任天堂の元社長で、2015年に亡くなった岩田聡さんの考えがつまった本をご紹介します。

岩田さんは天才プログラマーとして、多くの名作ゲームを生み出し、任天堂の社長として、wiiやニンテンドーDSなどの革新的なゲーム機をプロデュースしました。

この本には、クリエイティブに対する思い、価値観、哲学が凝縮されています。

また、岩田さんは人格者としても知られ、その考え方はとても温かい気持ちになります。

仕事とは何か。人を幸せにするとはどういうことか。ビジネスマンにもお勧めしたい一冊です。

今回は印象に残ったポイントを4つご紹介します。

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「信頼」を築くとは

岩田さんは東京工業大学を卒業後、ゲーム開発会社のHAL研究所に就職しました。

経営危機の会社を任される形で、33歳で社長に就任します。

その時の会社の借金はなんと15億円。社員は会社への不満を募らせていました。

悩みに悩んだ岩田さんがやったことは、まず社員一人一人とじっくり面談したことでした。

みなさんも同じだと思いますが、会社が倒産しそうなのに、社長の言うことなんて聞く気にはなれませんよね。

だからこそ、岩田さんは、面談を短時間で終わらせるのではなく、「相手がすっきりするまで」と時間を決めず、覚悟をもって面談しました。

 

この時、わかったことがあるそうです。

それは、人が相手の言うことを受けいれるか、受け入れないかの判断の仕方です。

岩田さんはこう話します。

「相手が自分の得になるからそう言っている」と思うと、受け入れません。

「相手が心から会社のためと思って言っている」と思うと、受け入れます。

部下は意外なほど、上司の言動を注意深く見ています。相手が本気かどうかは、すぐにわかるのです。

面談で社員と心を通わせることで、会社の強みを再発見できるメリットもあったと言います。

社員の不満がなくなり、一つになった結果、星のカービィという大ヒット作品を生み出し、会社は息を吹き返すことになります。

「自分たちは何が苦手で、何が得意なのか。苦手なことが表面化しないように組織を導くのが経営」と語っています。

この社員一人一人との面談はなんと、大企業、任天堂の社長になってからもずっと続けていたそうです。

「得意」なことを見つける方法

では、どうやってこの「得意」なものを見つけられるようになるのか。

ここでも岩田さんの言葉が参考になります。

それは「自分が苦労したと思っていないのに、妙に評価されていい循環になり、どんどん力を出せる状態。それが自分に向いている得意なこと」

みなさんはこんな経験はありませんか。

同じ手間も苦労もかけたのに、こっちの仕事のお客さんは100喜んで、あっちは500喜んだみたいな経験。

人はつらさの分だけ喜んでもらえないとつらくなります。そして苦労以上に評価されると、どんどん元気になって、伸びていきます。

ただ、社員ひとりひとりが得意なことだけをしていては、会社という組織は回りません。

最低限、苦手だろうがなんだろうが、やってもらわないと困る仕事があります。

岩田さんはその会社の苦手なことを最低限にしていく努力が、経営者としての正しい姿と語っています。

問題解決の仕方

岩田さんは任天堂の社長と同時に、天才プログラマーでもありました。

問題解決の方法ももプログラミング的思考です。

プログラミングの世界ではよく、「全体の1%が、全体の処理時間の7~8割を消費している」と言われるそうです。何か問題があった時は、その1%の部分を見つけると、けっこう簡単に問題は解決しやすい。

ところが、多くの人はとにかく手を動かした方が安心して、無駄な汗をかいてしまいがち。

一番問題になっている1%の部分を、冷静に見極めることが大事と語っています。

動画をご覧の方の中には、組織のリーダーになっている方もいると思います。会社の悪いところを変えたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

岩田さんは、成功体験した集団の改革は、現状否定から入るべきではないと語っています。

なぜなら、現状を作り上げるまでに、たくさんの人の善意と誠実な熱意があったわけです。

不誠実なものは現状否定してもいいですが、誠実にやってきた過去まで否定するのはいけない。

そもそも否定から入ると、人は聞く耳を持とうとしません。

岩田さんは中途入社で、42歳の若さで社長に抜擢されました。数々の人間関係の苦労があっただけに、この言葉にはとても説得力があります。

「才能」ってなに?

岩田さんは才能についても、一味違う解釈をもっています。

みなさんは、才能とはどんな能力か、言葉で表せるでしょうか。

岩田さんによると、才能とは「ご褒美を見つけられる能力」

私は「辛いことを我慢し続ける忍耐力」と思っていましたが、違うようです。

「ちょっと変わった。面白いな」という、自分の変化の兆しをご褒美として感じとることができたら、それは続けられるもの。

能力は、面白いと思ったことを続けることで、身についていく。

才能とは、無理に頑張って開花させるモノではなく、すでに眠っているものを楽しく見つける作業と言い換えられます。

いかがだったでしょうか。

岩田さんのポリシーは「人を喜ばせること」だったそうです。

この本は、岩田さんのやさしさにあふれた本。

最近のビジネス書は「技術論」が多いですが、この本は人情味あふれたビジネス書です。人柄の良さで任天堂の社長に上り詰めた岩田さんの言葉は、結果が全ての現代を生きる私たちに、多くの気づきを与えてくれます。

最後までご視聴ありがとうございました。もしこの動画が気にいったという方は、チャンネル登録をお願いします。

これからも実際に読んだ話題書の内容を、短時間で効率的に解説します。

本日もよい一日をお過ごしください。