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【書評】女帝 小池百合子(石井妙子著) 救世主か?怪物か?

人物伝
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【8分で分かる】女帝 小池百合子 救世主か?怪物か?

みなさん、こんにちは。

このチャンネルは、忙しい社会人が、聞き流すだけで分かるように、短時間で効率的につくっています。

今回は ノンフィクション作家、石井妙子さんの「女帝 小池百合子」をご紹介します。

この本は、東京都都知事、小池百合子さんのさまざまな疑惑、これまでの人生に焦点を当てた本です。

4年の歳月をかけてじっくり取材した力作。

あまりの衝撃的な内容に、ノンフィクション界では異例のベストセラーとなっています。

本のポイントを分かりやすく解説します。

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①カイロ大の首席卒業疑惑

小池さんは、自分の生い立ちや経歴を売りにしてきた政治家です。

そして、最も武器にしてきたのが「日本人で2人目。女性として初のカイロ大学卒業」という経歴です。

カイロ大学はエジプトの最高学府。日本でいう東大です。

日本の大学は一度入ってしまえば、卒業するのはそんなに難しくありませんが、カイロ大学は、エジプト人でも4人に1人は留年するという超難関大学です。

さらにアラビア語は口語と文語で異なるという性質があり、両方勉強しないといけません。

片言のアラビア語しか話せない小池さんは、本当に卒業したのか。疑念の目は、昔から向けられていたのです。

②ある一通の衝撃的な手紙

小池さんは、この疑念を、何度も巧みにかわしてきました。

ですが、最近になって、エジプトで小池さんと同居していたという女性が、ある一通の手紙を著者の石井さんに送ります。

この同居女性の証言によると、小池さんは進級試験に合格できず、落第していた。卒業どころか、4年にも進級していないという内容でした。

小池さんは落第しているのに、「卒業」ということにして、日本に一時帰国します。そこで、「日本人女性初のカイロ大学卒業生」と自ら宣伝し、数々のメディア取材に応じる。着々と有名人としての階段を上っていきます。

小池さんはある日、荷物を整理するため、エジプトに戻りました。

「日本で本を書く」ことが決まっていたこの時期、同居女性に「あなたのことは書かない」と伝えます。

そして最後に、ブローチを手渡しながら、「ごめんね。だって、ばれちゃうからね」といって日本に旅立っていきました。

同居女性はその後、小池さんとは一度も会っていないそうです。というより会うことができなかなった。

「憎いという気持ちはない。だが経歴詐称は憎い。これは償ってほしい」と話しています。

③政治家になってからの「嘘」と「暴言」

著者の石井さんは、小池さんは政治家になってからも数々の嘘をついてきたといいます。

環境大臣時代には、アスベスト被害者に寄り添う解決策を約束しながら、あっさりと手のひら返し。

被害者は国会の傍聴席で「小池大臣。嘘はいけない」という横断幕を掲げて抗議しました。

2016年の都知事選では、がん闘病から復活した候補者の鳥越俊太郎さんに対して、街頭演説で「病み上がりの人」と発言。

テレビの討論会で鳥越さんが問い詰めると、「いいえ、言ってませんねえ」と平然と言ってのけます。

また、北朝鮮の拉致被害者の会見で涙を流していた小池さんは、会見が終わった後、忘れたかばんを取りに、会見場に戻ります。

その時「あった私のバッグ。拉致されたかと思った」と発言し、拉致被害者の心を傷つけたのです。

④知られざる生い立ち

小池さんの実家は神戸の芦屋市。高級住宅街のイメージがありますが、裕福な家庭ではありませんでした。

父親は数々の事業に手を出しますが、なかなか軌道に乗りません。

出世欲も強く、国会議員選挙で落選したことで、一層困窮していきます。

ですが、父親の見栄もあって、小池さんは地元の名門、甲南女子中学、高校に通いました。

周囲は本当の富裕層の女子ばかり。

石井さんは「ここで劣等感を抱いたことで、いつか強者になって人を見下したい。上へ上へと常に這い上がろうとする並々ならぬ向上心が芽生えたのでは」と語っています。

⑤マスコミ受けする「天才」

石井さんは小池さんを「マスコミ受けする言葉や施策を打ち出す天才」と評しています。

環境大臣時代、水俣病やアスベストが問題化していた時、クールビズをぶち上げて話題をそらしました。

新型コロナウイルスの時は、かるたやけん玉、派手なマスクを話題に。

さきの同居女性は、「小池さんはうそをついているつもりはない。目の前の相手が振り向いてくれるよう、相手の喜ぶことを口にしてしまう性格」だと評しています。

カイロ大学首席卒業も、当時の日本人男性記者が喜んで飛びつくようなネタでした。

しっかりした思考力や政策立案力は全くない。しかし、自分をうまく見せることにかけては天才的才能を持っています。その才能で、順調にキャリアを重ねていったのです。

⑥著者石井さんの問題提起

石井さんは、小池さんを現在の地位から引きずり下ろしたいと思って作品を書いたのではないと説明しています。

むしろ、小池さんを生み出した社会の流れに興味があるといいます。

自分のことしか考えていない人物が、「女性初」ということを武器にして出世の階段を上がっていく。

それは権力を持つ男性に気に入られた結果だからで、女性たちの塊の中から押し上げられたものではない。

社会には、実力がないのに、自分をうまく見せることがうまいだけの「ミニ百合子」がたくさんいる。

そういう人が出世してしまう社会でいいいのか。地道に努力している女性が、報われない社会でいいのかと問題提起しています。

いかがだったでしょうか。

この本にはほかにも、カイロ大学卒業の矛盾点、怪しい周辺人物、生まれつきの右頬の赤アザなど、詳しく解説。誰も知らなかった彼女の実像を明らかにしています。

女性初の東京都知事、次の総理との呼び声も高い小池百合子は、日本の救世主か、怪物か。

実際に読んで、あなた自身の思考で判断してほしいと思います。

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これからも実際に読んだ本を、短時間で効率的に解説します。

最後までご視聴ありがとうございました。良い一日をお過ごしください。

【8分で分かる】女帝 小池百合子 救世主か?怪物か?