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【書評】天才を作る親たちのルール(吉井妙子著) 大谷翔平のつくり方

生活に役立つ本
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【5分で分かる】天才を作る親たちのルール 大谷翔平の両親の育児法とは
吉井妙子さんの著書「天才を作る親たちのルール」は育児世代、必読の一冊。大谷翔平、サッカー宇佐美貴史、ボクシング井上尚弥、卓球の石川佳純ら12選手の両親に、子供の育て方のルールを聞く。あなたの子供も「天才」になるかも? 【参照・引用元】 タイトル 天才を作る親たちのルール 出版社 文藝春秋 著者 吉井妙子 【関連動...

大谷選手というと、大成功した野球選手というイメージ。

ですが、それだけではありません。

あれだけの才能を持ちながら、天狗になることもなく、必要以上に、へりくだることもない性格の良さ。先輩から可愛がられ、大勢のファンに親しまれています。

言葉で表すなら、まさに「理想の息子」。

大谷選手のような大人に育ってほしいと、願う子育て世代は多いのではないでしょうか。

父・徹さんと、母・加代子さんは、現在も岩手県水沢市に住んでいます。

この本は、著者の吉井妙子さんが、両親の元に直接赴き、才能の引き出し方について取材した本です。

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子育てのルールはなかった!?

意外なことに、両親は「我が家には子育てのルールはなかった」と振り返っています。

大谷選手がリトルリーグで野球を始めたのは、小学2年生の時。

「水沢リトル」というチームの見学を見て、「ここで野球をしたい」と目を輝かせる息子。それを見た徹さんは、ある大きな決心をします。

それは「翔平にトコトン付き合おう。会社の同僚たちとの付き合いもやめよう。睡眠時間を削ろう」

7歳上の兄も野球をやっていましたが、忙しくて付き合うことがなきなかった。そんな懺悔の思いをずっと抱えていたそうです。

子供と真剣に向き合う

私も子育てをしていますが、なかなかこれって難しいことですよね。頭では分かっているのですが、会社の飲み会を優先したり、家ではのんびり疲れを癒したいと思ってしまうものです。

徹さんは子供と毎日練習をする中で、運動能力が明らかにほかの子供とは違うことに気が付きます。何度も教えて、やっとできる子供が多い中、一度教えただけで、マスターしたのだそうです。
これも真剣に向き合っていなかったら、発見できなかった才能でしょう。

父徹さんの不退転の覚悟が、日本が誇る偉大なスターを生み出すきっかけになりました。なにかを成し遂げるには、やはり大きな決心が必要になるのだと勉強になります。

厳しく指導しない

大谷選手というと初めて「二刀流」を行った選手でもあります。

自分の芯を持ち、考えを貫き通す。そんな意志の強いイメージ。

これにも両親の子育てが影響しているようです。

徹さんは、大谷選手を厳しく指導しませんでした。

「できるなら社会人で野球をやり、生活の中に野球がある人生を送ってほしい」

野球の楽しさを教えることを一番に考え、のびのびと教育したのです。

ある脳科学者は「幼少期に両親から肯定されて育った子供は、感情をつかさどる脳の部分がしっかり形成される。逆境に強く、ものごとをポジティブに捉えられるようになる」と分析しています。

「根拠のない自信」を植え付ける

母の佳代子さんはこう話しています。
「よくどうやって育てたのかと尋ねられますが、子育てのモットーはありませんでした。私はただ、3人の子供がかわいい、かわいいと思いながら接してきたたけです」

翔平選手が野球を始めてから、大谷家からは休日は消え、家族旅行もしたことがないと言います。佳代子さんは2歳上の娘を連れ、グラウンドに毎回足を運んだそうです。

ですが、夕食は全員で囲んだりと、同じ時間をたんまり共有しました。3人の子供は、反抗期を経験しなかったと両親は口をそろえます。

愛情いっぱいのもとで育まれた「根拠のない自信」。これが二刀流の原点になり、大成功につながったのだと思います。

この本では、大谷選手のほかに、サッカーの宇佐美貴史選手、ボクシングの井上尚弥選手、卓球の石川佳純選手など、総勢12選手の両親に「子供の才能の伸ばし方」について取材しています。

本からわかることは、「天才アスリートといえど、親のほとんどが会社員。子供に接する時間の「多さ」より「濃さ」が重要。子供の才能の伸ばし方には、普遍的なルールがある」ということ。子育ての参考になりますので、ぜひ読んでみてください。