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【書評】ポジティブ心理学(前野隆司著) あなたはもっと幸せになれる

生活に役立つ本
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【8分で分かる】ポジティブ心理学

みなさん、こんにちは。

このチャンネルは、忙しい社会人が、聞き流すだけで分かるように、短時間で効率的につくっています。

今回は、前野隆司さんの「ポジティブ心理学」を解説します。

これまでの心理学は、不安や怒りといったネガティブな感情を扱ったのに対し、ポジティブ心理学は喜びや、希望といったポジティブな面に注目する新しい心理学です。

この心理学を生かせるようになると、日々が楽になります。効率的に解説します。

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日本人は世界一不安にやりやすい民族

まず、日本人は世界一不安になりやすい民族ということをご存じでしょうか。

幸せホルモンと呼ばれるセロトニン。このセロトニンが不足すると、うつ病になりやすいと言われています。

世界29か国を対象にした調査で、日本人の65%が、セロトニンの分泌が最も低いSS型に分類。セロトニンが多く分泌され、いつでもポジティブでいられるというLL型は、わずか3・2%でした。

ちなみに、アメリカ人のSS型はわずか19%、そしてLL型は32%もいます。日本人が不安を抱きやすい民族というのは、科学で証明されているのです。

ですが、前野さんは、幸福度はいまからでも鍛えられると説明しています。

幸せを高める4つの因子とは

前野さんは、1500人を対象にした調査で、幸せの4つの原因、因子を発見したと説明しています。

それは「やってみよう!」「ありがとう!」「なんとかなる!」「ありのままに!」の4つ因子です。それぞれ解説します。

「やってみよう因子」

まず、第一の「やってみよう」因子とは、「夢を持っている人は、持っていない人よりも幸せである」という統計結果をもとに導き出したものです。

ここで大事なのは、できれば叶えられそうな、身の丈にあった夢をもつことです。夢が難しければ、「この仕事を今月中に終わらせる」といった目標でもかまいません。

小さな目標を達成すると、ドーパミンが分泌され、幸せを感じます。ここで大事なのは、自分が達成したことに対して、ちょっと大げさに感動したり、自分自身をほめてあげること。

例えば、定期的に集まっている勉強会があるとします。

勉強会が終わった後、「今日も終わりましたね。はいどうも」と言って終わるのと、「今日はずいぶん活発な意見が出て充実しましたね。素晴らしい」と言うのでは、その場の満喫度がまったく違います。

感動しないように気持ちを抑制してしまうと、幸せをあまり感じなくなってしまう。目標を達成した時は、自分自身を十分にほめてあげることが大切です。

「ありがとう因子」

続いて第二の「ありがとう」因子です。人は一人では生きられません。幸せには「人とのつながりと感謝」が不可欠なのは言うまでもありません。

ただここでいう「つながり」は、年賀状を交換するだけのかなり薄いつながりでも大丈夫です。

面白い社会調査があります。全国の自殺率の低い地域を調べたところ、徳島県の海部(かいふ)町が最も自殺率が低かったそうです。

そこの住民に近所づきあいのアンケートを取ったところ、「日常的に協力しあっている」という質問に対し、平均が44%だったのですが、海部町はわずか17%しかありませんでした。

もう一つの「悩みを抱えたときにだれかに相談することを恥ずかしいと思うか」という質問には、平均が47%だったのに対し、海部町は63%と高かったのです。

つまり、あまりに濃密な人間関係だと、しがらみが強く、生きづらい面が出てきてしまいます。

ですが、過干渉にならず、かといって大都会のように無関心でもない、ほどほどの距離間が、幸福度を高めます。

「なんとかなる因子」

三つ目の「なんとかなる」因子は、文字通り、前向きと楽観性です。

ここで大事なのは、自分のいい所も悪い所も含めて自分を認めてあげる「自己受容」です。自己受容ができていると、気持ちが安定しているので、悪いことが起きても「なんとかなる」と前向きになれます。

そして、自己受容に大事なのは「メタ認知」です。

メタ認知とは、自分の喜怒哀楽を客観的に見ている心の動き。一見難しそうですが、とても簡単な練習方法があります。

それは自己嫌悪などの感情が浮かんで来たら、「私はダメだ」で終わらすのではなく、「私はダメだと考えている」というように「考えた」「思った」をくっつけるようにします。

そうすることで、自分をメタな視点から見ることができ、自己受容できるようになります。

「ありのままに因子」

4つ目の「ありのままに!」因子とは、人目を気にしないこと。

人目ばかり気にする人は、不幸であると、統計でも明らかになっています。

人目を気にして頑張る人は、本当の自分の目標が明確ではないため、周りに期待されなくなったり、ライバルの存在がなくなると、急にやる気をなくしてしまいます。

人目を気にしない人は、「自分がやりたいこと、究めたい」という内発的な動機から頑張ります。

人目を気にして礼儀正しくすることは、日本人の美徳でもありますが、それを気にして、自分の本来やりたいことをやらないというのでは、幸せになれっこありません。

「自分はこれをやりたい」というものがあれば、誰がなんと言おうとやるべきなのです。

ポジティブ思考に脳を変える方法

ここですぐにポジティブ思考になれる方法をご紹介します。

それは「毎晩寝る前に、その日あった『3つの良い事』を書き出し、1週間続ける」というシンプルなものです。

うつ状態の人に試したところ、半年間にわたって幸福度が向上するという効果が確認されました。

3つの良い事を書き出すことで、嫌な出来事に対する認知を変えられます。

人は1日の終わりにその日を振り返る時、嫌なことに自然と焦点を当ててしまいます。良い事が10個、嫌な事が2個だったとしても、その日は嫌な一日だったと錯覚してしまうのです。

良いことを3つの書き出すことを続けることで、良い事に焦点をあてられるように、脳を変えることができます。

いかがだったでしょうか。

ポジティブ心理学は、精神疾患を治すというよりも、通常の人生をより充実させるためにある新しい心理学です。この本を読むことで、快適な日々をさらに快適に過ごせるようになります。

もしこの動画が気にいったという方は、チャンネル登録をお願いします。

これからも、実際に読んで参考になった本を、短時間で効率的に解説します。

最後までご視聴ありがとうございました。良い一日をお過ごしください。

【8分で分かる】ポジティブ心理学