スポンサーリンク

【書評】菜根譚 処世術の教科書 日本人が刻むべき10の心得

仕事に役立つ本
仕事に役立つ本
【8分で分かる】菜根譚 日本人が学びたい 10の処世術

みなさん、こんにちは。

このチャンネルは、忙しい社会人が、聞き流すだけで分かるように、短時間で効率的につくられています。

今回は守屋洋(もりや・ひろし)さんが翻訳した、中国の古典「菜根譚(さいこんたん)」をご紹介します。

菜根譚は明の時代、つまり1600年代に記された中国の古典です。

人の道を説く「儒教」、のんびりした人生を促す「道教」、悩める心を救済する「禅」。

この三つの教えが一体となった、不思議な魅力のある古典です。

菜根譚はなぜか、本場中国よりも、日本で人気があります。

まさに、日本人に合う「処世術」が盛り込まれているからです。

松下幸之助、田中角栄ら、多くのリーダーが愛読したこの菜根譚。

私が実際に読んで、参考になった10の心得を、分かりやすくご紹介します。

スポンサーリンク

①自分を向上させるには

たえず不愉快な忠告を聞いて、思い通りにならない出来事を抱える。

そうすることで、自分を向上させることができる。

菜根譚はこう説いています。

耳に心地よいことばかり聞かされ、思い通りになることばかり起こっていたら、どうなってしまうのか。

それは、自分の人生をわざわざ「毒びたし」にしているようだものだとも。

忠告は、聞かされる方にすれば、決して快いものではありません。

ですが、これによって、どう対応するかによって、人間としての器量が問われます。

器量ばかりではなく、成長を遂げるか、成長を止めてしまうかの分かれ道ともなるのです。

②得意の時と失意の時

待遇に恵まれていることが逆に仇となって、災難に見舞われることがある。

なんでも思い通りになるような時こそ、むしろ気持ちを引き締めてことに当たらなければなりません。

逆に言うと、挫折した後で、成功のきっかけをつかむこともあります。

たとえ、八方ふさがりの状態に陥っても、あきらめて投げて出してはいけない。

菜根譚では、幸と不幸は循環しているものだと説いています。

好調な時こそ、いっそう気を引き締め、不調な時はまた良い時が来るさと思う。

しぶとく耐え忍ぶことが処世の道です。

③人生の四つの戒め

菜根譚には、社会人としての、守るべき4つの戒めが書かれています。

利益は、人より先に飛びつくな。

善行は、人に遅れをとるな。

報酬は、限度を越えてむさぼるな。

修養は、できる限りの努力をせよ。

ここでより大事なのは、報酬のくだり。

人の欲は、限りないものですが、限りないものが欲であるということを心に刻み、このぐらいにしとこうという気持ちがが大切。

欲に目がくらむと、いつか必ず、足元をすくわれる時が来ます。

④人を怒る時には

人を叱責するときには、あまり厳しい態度で臨んではいけない。

相手が受け入れられる限度を、心得ておくべきだと説いています。

人に対して厳し過ぎるのは、なぜまずいのか。

それは、人が寄り付かなくなり、下手をすると、反撃を食らう恐れがあるからです。

感情に流されてはいけない。

バランス感覚の重要性が、菜根譚には多く盛り込まれています。

⑤一歩さがって道を譲る

狭い道を行くときには、一歩下がって、人に道を譲ってやる。

おいしいものを食べる時には、しっかり分けて相手にも食べさてあげる。

こんな気持ちで人に接することが、もっとも安全な世渡りの極意と説いています。

ちょっと腹黒い考えですが、ただ譲るだけではなく、そこには綿密な計算がなければなりません。

中国の別の古典には「終身(しゅうしん)路(みち)を譲るも、百歩を枉(ま)げず」という言葉があります。

いみは、一生道を譲り続けたとしても、その合計は百歩にも満たないよ、という意味です。

譲って失うものより、見返りの方がはるかに大きいという計算があります。

トラブルに巻き込まれないようする、処世の知恵です。

⑥何事も控え目に

何事につけても、余裕をもって、控え目に対処せよ。

そうすれば、人から危害を加えられることがない。

処世で大事なのは、「余地をとどめる」ということ。

力を出すにしても8割にとどめ、利益を追求するにしても、2割は人のためにとっておく。

なぜ、これが良しとされるのでしょうか。

それは、それだけ余裕をもって控え目に生きていると、人から足を引っ張られることが少なくなるからです。

⑦水が清すぎれば、魚は住まず

汚い土には作物が育つが、菌がひとつもいないような、きれいすぎる水には魚は住まない。

汚いものもあえて受け入れる度量をもってこそ、賢い生き方と言えます。

独りよがりの清潔は、絶対に避けましょう。

完璧さを求めて、人の細かいところまで目が届きすぎると、人は寄ってこなくなります。

何事もほどほどに。清濁併せ呑む覚悟が重要なのです。

⑧人の値打ちは人生の後半で決まる

若い時にどんなにやんちゃしても、晩年に身を固め、誠実に生きていれば、若い頃の浮いた暮らしは負い目になりません。

人生はいつでも逆転できるのです。

ただ、初めにうまくいった人でも、それを終わりまで持続させることはとても難しいものです。

晩節を全うするのは、簡単に見えて、とても難しいこと。

だからこそ、後半生の生き方で、その人の値打ちが決まってくるのです。

⑨影は残らず

風が吹けば、葉っぱは揺れますが、吹き止めばすぐにまた、もとの静寂に戻ります。

生き方のうまい人の心は、鏡のようなものです。

来るものはそのまま映し出しますが、去ってしまえば、なんの痕跡も残しません。

どんなものにも対応できて、心を傷つけない。鏡のような心境を目指しましょう。

⑩人の心を動かすには

せっかく大金を与えても、「ありがとう」の一言すら聞けない時もあるし、いちど飯をおごっただけで、一生感謝される場合もあります。

戦国時代、ある国王は、スープ1杯の恨みで国を失い、ごはん一杯を恵んだだけで、権力者から大きな援軍を受けることができました。

わずかな施しでも、相手が困っている時にすれば、効果は抜群。

ですが、些細なことでも、相手のことを傷つければ、大きな報いを受けることもあります。

いかがだったでしょうか。

菜根譚は多くの本が出ていますが、この守屋さんが書いた本が一番まとまっていて、読みやすいと思います。

多くの著名人が、人生のバイブルとしているこの一冊。

ぜひ手に取って読んでみてください。

もしこの動画が気に入ったという方は、チャンネル登録をお願いします。

これからも実際に読んで、参考になった本を、分かりやすく短時間で解説します。

最後までご視聴ありがとうございました。

本日もよい一日をお過ごしください。

【8分で分かる】菜根譚 日本人が学びたい 10の処世術