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【書評】大便通(辯野義己著) 便に教わり、便から学ぶ

生活に役立つ本
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【8分で分かる】大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌
【目次】 ①「超」大事な「腸」の役割 0:47 ②健康な「うんち」とはどんな状態? 1:48 ③腸の老化を防ぐには? 3:46 ④腸を健康にする食材 5:27 ⑤大腸研究の進化で生活はどう変わる? 6:42 私たちは一生に8・8トンの大便をする。そもそも大便(うんち)とは何なのか?「病気の発信源」「第二の脳」とも...

みなさん、こんにちは。

このチャンネルは、忙しい社会人が、聞き流すだけで分かるように、短時間で効率的につくっています。

今回は辯野義己さんの「大便通」をご紹介します。

辯野さんは40年間、理化学研究所などで大便の研究をしてきました。

なにしろ、名前が「べんの・よしみ」

とあるテレビの番組で司会のタモリさんに「先生は便の研究をするよしみで、『べんのよしみ』になたんですよね?」と言われたこともあるそうです。

名は体を表すと言いますが、大便の知識にかけては、日本で右に出るものはいません。

健康にとって大事なうんちの話を、ポイントを絞って分かりやすく解説します。

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①「超」大事な「腸」の役割

まずは超大事な腸の役割を説明します。

日本人ひとりが、人生80年の間に排泄する大便の量は、平均8・8トンだそうです。

昔は、食べ物の消化、吸収を司る小腸に比べて、食べカスを外に出すだけの大腸は、あまり人体に役に立っていないと言われていましたが、あまりに過小評価した考え方でした。

大腸が通る内容物には、「発酵」か「腐敗」のどちらかが起きます。

人体に有益なのが「発酵」で、有害なのが「腐敗」です。

大腸の働きぶりが良いと発酵し、働きぶりが悪いと腐敗が起きます。

腐敗した場合、有害物質が腸を通して体に吸収され、さまざまな病気を引き起こす。

大腸は「病気の発信源」と呼ばれ、小腸に勝るとも劣らない重要性を持っているのです。

②健康な「うんち」とは?

毎日きちんと食事をしていれば、1日に1~2回の排便があるのは当たり前。

2~3日に1度しかない状態では、その時点で良い大便とは言えません。

あまり息むことなく、「ストーン、ストーン」と楽にでるのも良い大便の条件の一つ。

思い切り息まないと出ないのは、大便に水分が少ない証拠です。

良いの大便は80%が水分。それぐらいの水分量では、出すのにそれほど苦労はしません。

そして柔らかさは、歯磨き粉ぐらいなら、水分80%、バナナぐらいの硬さだと70%程度。

歯磨き粉より柔らかかったり、バナナより硬いと、あまり健康な状態ではありません。

重さは1日に合計200~300グラム。

これだけでは、あまりピンとこないかもしれませんが、バナナ2~3本分ぐらいが理想です。

 

そして色は、黄色かかった褐色がベスト。これは、腸内にビフィズス菌が多い証拠です。

ビフィズス菌が多い大便は、悪臭を発せず、やや酸っぱい感じの発酵臭がします。

逆に悪玉菌の多い大便は、思わずを息を止めてしまうような腐敗臭を発します。

また、排便を促す腸の蠕動運動は、1日に1~2回しか起こりません。

その機会を逃し、むしろ我慢して出さないようにしてしまうと、便秘の日々にまっしぐらです。

特に女性や、学校に通う子供は、外出先で排便をするのを遠慮しがち。

ですが、便秘予防のためには、蠕動運動がきたら、絶対に排泄した方がいいのです。

③腸の老化を防ぐためには

便秘や腸の老化を防ぐには、乳酸菌やビフィズス菌のエサとなる食物繊維の多い食事を心がけることが大事です。

現在の日本人は昔に比べて摂取量が大幅に減りました。

ある調査によると、1947年には1日25グラム以上の食物繊維の摂取量が、今では12~13グラムと半減しています。

大便は腸内に長く滞留し過ぎると、水分を失って硬くなり、逆に滞留時間が短すぎると下痢になります。

食物繊維をたくさん食べると、その時間がちょうど良くなり、適度に水分を含んだ大便になります。

ちなみに、標高2500メートルもの高地に住んでいるパプアニューギニアの人々は、ほとんどサツマイモしか食べていません。もちろん、超健康な大便です。

それだけではなく、筋骨隆々としています。

牧草しか食べない牛が、あれだけの筋肉を持っているように、食物繊維を食べる生活を続けていると、そこから筋肉の原料となるタンパク質を取り出すように、腸内細菌が変化してくようです。

ほとんどサツマイモしか食べないような生活をしていても、腸内細菌の力を借りれば、人間は十分なタンパク質を摂取できることが分かってきました。

腸の世界はほんとうに奥が深いです。

④腸を健康にする食べ物

では、善玉菌を増やすにどうすればいいのでしょうか。

有効なのがヨーグルトです。

2週間に1度しか大便が出なかった女性たちに、ヨーグルトを毎日300グラムずつ食べさせたところ、ほとんどの女性が、1週間程度で大便が出るようになったという研究があります。

日本には7500種類ものヨーグルトが存在するのに、日本人が1日に食べるヨーグルトの量は平均20グラム。欧米に比べて3分の1にすぎません。

たくさんの種類があるのに、もったいないことです。

ぬか漬けも乳酸発酵が起こるのでおすすめです。ただし、食べる前にぬかを洗い落とすと、ほとんどの菌が失われるので、できるだけ洗わずに食べることが必要。白菜漬けや野沢菜漬けは洗わずに食べるので、特におすすめです。

納豆も伝統的な発酵食品。食べてから2~3日は腸内にとどまるので、腸内環境を整えるのに大いに役に立ちます。

⑤大腸研究の進化で生活はどう変わる?

最近の研究では、腸内細菌の構成は、ひとりひとり、まさに指紋のように全く違うことが分かってきました。

これからは、健康診断で大便を提供してもらい、腸内細菌のパターンをグラフ化。こういう形の人は将来、大腸がんになりやすい、糖尿病のリスクが高いといった判定もできるようになりそうです。

さらに、1年ごとに個人の腸内環境データを蓄積していけば、病気を発症する前に、異変に気付けるようになるかもしれません。

「腸」の持っている「予防医学」のポテンシャルは、とても大きいと言えます。

いかがだったでしょうか。

腸は脳とは独立して機能しています。

私たちが何を考えていようと、腸は勝手に動く。

そのため、腸は「第2の脳」とも呼ばれています。

そんな腸の働きは、私たちの健康に「超」重要なものです。

この本を読んで、さらに腸のことについて、学んでいただければと思います。

【8分で分かる】大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌
【目次】 ①「超」大事な「腸」の役割 0:47 ②健康な「うんち」とはどんな状態? 1:48 ③腸の老化を防ぐには? 3:46 ④腸を健康にする食材 5:27 ⑤大腸研究の進化で生活はどう変わる? 6:42 私たちは一生に8・8トンの大便をする。そもそも大便(うんち)とは何なのか?「病気の発信源」「第二の脳」とも...

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これからも、私が実際に読んで参考になった本を、短時間で効率的に解説します。

最後までご視聴ありがとうございました。

良い一日をお過ごしください。