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【書評】教師崩壊(妹尾昌俊著) 学校激ヤバ

生活に役立つ本
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【6分で分かる】教師崩壊 先生の数が足りない、質も危ない
【目次】 ①ブラック企業も驚く、教師の過酷な労働環境 0:23 ②教師が足りない! 0:55 ③とにかく忙し過ぎる 1:42 ④深刻な教師の質の低下 2:46 ⑤教師崩壊を食い止めろ! 3:37 いま、日本の教師は危機的状況にある。年間5000人がうつ病、自殺といった「死と隣り合わせの現場」で働き、その過酷な環境...

みなさん、こんにちは。

このチャンネルは、忙しい社会人が、聞き流すだけで分かるように、短時間で効率的につくっています。

今回は妹尾昌俊さんの「教師崩壊」をご紹介します。

いま、学校で何が起きているのか。子供を持つ親は必読です。

印象に残ったポイントをご紹介します。

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ブラック企業も驚く、労働環境

教師は激務と言われていますが、その実態をご存じでしょうか。

国の調査によると、過労死ラインを超えて働いている先生は小学校で7割。うつ病で休職を余儀なくされる先生は、毎年5000人もいます。

さらにこの20年間、過労死、自殺はあとを絶ちません。

なぜ、こんなに学校の現場は疲弊しているのでしょうか。

教師が足りない

一つ目の理由は教師が足りないことです。

2018年に調査したところ、公立の小中高の教員が、計600人不足していることが分かりました。

ある中学校では、国語の教員が見つからず、やむなく保健体育の教師が国語を教えたという、とんでもない実態も明らかになりました。ですがこれは、全国の学校でけっこう起きているケースです。

ある教師は「専門でない教師に当たった子供はかわいそう。パズルの穴を、合わないピースでともかく埋めている状態」と嘆いています。

では、なぜ、教師の数が不足しているのでしょうか。

とにかく忙しい

背景には、教師の仕事が、とにかく過酷なことが一因としてあります。

トイレに行く暇もない忙しさ。おしっこを我慢して発症する「膀胱炎」は、教師の職業病だそうです。土日も部活動でつぶれてしまい、休む暇はありません。

教師が自宅に持ち帰って仕事をしている時間の調査結果もあります。

なんと、1週間に小学校は約5時間、中学校は約4時間の持ち帰り残業があったのです。

月120時間以上の残業は、小学校で17・1%、中学校では40・7%にも上ります。

ブラック企業もびっくりです。

当然、そんな職場では働きたくありませんよね。優秀な学生ほど、教師になるのを敬遠し、志望者がどんどん少なくなっているのです。

教員の質の低下

志望者が少なくなるとどうなるか。もちろん、教師の質が低下していきます。

特に小学校の先生は、必ずしも学力の高くない若者が、教員採用試験に大量エントリーするようになったのです。

最近は、偏差値35の大学の学生でも、教師になれてしまうのです。もちろん、偏差値だけが教師の質を表す指標ではないと思いますが、親としてはちょっと、複雑な気持ちになるのではないでしょうか。

公立小中学校の約7割の先生が、「最近優秀な人材が教員を目指さなくなっている」と回答しています。教師の質低下はとても深刻な状況です。

教師崩壊を食い止めろ!

学校現場の崩壊を食い止めるには、どうすればいいのでしょうか。

ちなみに、日本の政府が教育にかける予算は、世界でワーストクラスです。

GDPに占める割合は、OECD35か国の平均が4・0%の中、日本は2・9%と最下位です。

日本は世界一教育に金をかけない国なのです。

著者の妹尾さんは、学校がやって当たり前と思われている仕事を、削っていくことが、教師の負担軽減になると解説しています。

例えば、登下校や給食の見守り、清掃指導などです。欧米では、こうした仕事は教師がしていない国もあります。

参考になるのはフランス

フランスには「生徒指導専門員」という教師とは別の専門スタッフが存在していて、体験活動の準備、給食中や休み時間での指導、問題行動を起こした生徒の指導なども行います。

また、「進路指導員」という、生徒の進路について面倒をみる専門のスタッフもいるのです。

仕事が分散されれば、先生は本来の仕事である「授業」に、多くの力、時間を注げることになります。

もちろん、このような専門スタッフを配置するのは予算が必要です。ですが、日本は世界一、教育にお金をかけていません。議論があってもいいのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか。

学校現場の疲弊はとても深刻です。

「たくさん学びなさい」と子供たちに指導している先生ですが、なんと20代の先生の約5割が、1ヶ月の「読書量がゼロ」だったと回答しています。

これからの子供たちは人生100年時代を生きるわけですが、学校現場では22世紀のことを考える余裕なんて、どこにもありません。

それどころか、先生たちは今日、明日、倒れてしまうかもしれないという現実と戦っているのです。

この本には、学校のいろいろな問題、そして対策が書かれています。

子供を持つ親は、ぜひ手に取って読んでみてください。

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これからも、実際読んだ話題書の内容を、短時間で効率的に解説していきます。

最後までご視聴ありがとうございました。

本日も良い一日をお過ごしください。