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【書評】ぜんぶ、すてれば(中野善壽著) 自由に生きる秘訣

人物伝
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【7分で分かる】ぜんぶ、すてれば 自由に生きる秘訣
【目次】 ①中野善壽とは何者か? 1:00 ②「斬新な改革」の生み出し方 2:10 ③ぜんぶ、捨てる 3:08 ④「小さなレジスタンス」に目を向ける 4:06 ⑤「準備万端の日」は一生来ない! 5:21 悩みも不安も、全部捨てていい。寺田倉庫の経営改革を担った75歳の伝説の経営者が語る「個の時代」で自立する生き方...

みなさん、こんにちは。

このチャンネルは、忙しい社会人が、聞き流すだけで分かるように、短時間で効率的につくっています。

今回は、中野善壽さんの「ぜんぶ、すてれば」をご紹介します。

中野さんは、東京・天王洲アイルをアートの街へと再開発した「寺田倉庫」の社長です。

伊勢丹などで実績を残し、これまで6社の経営に携わった「プロ社長」でいながら、メディアにはほとんど登場することがない謎の人物。

稼いだ金は全部寄付し、家も車も、不要なものはなにも持たないという、変わった生き方をしています。

そんな中野さんが初めて書いたこの本には、不確実な現代を、自立して生きるヒントがたくさん詰まっています。

印象に残ったポイントをご紹介します。

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①中野善壽とはどういう人物か

まずは、「本当に実在するのか」と言われていた、中野さんの人となりをご紹介します。

1944年生まれの76歳。

幼少期は祖父母のもとで、「全ては自己責任」という考え方を厳しく叩きこまれました。

千葉商科大学を卒業後、伊勢丹に入社。鈴屋や台湾の百貨店などでも「伝説のバイヤー」として名をはせ、2011年から「寺田倉庫」の社長となりました。

「持てる資産の価値を高めるにはどうすればいいか」

中野さんは会社の資産は「不動産」と捉え、アジアの富裕層を対象にした保存保管事業に着手。

ワインやアートなど、顧客が大切にしたいと願うものを、安心して預けられる倉庫をつくったところ、これが大ヒット。

倉庫街のイメージが強かった天王洲アイルは、アートの街として大きな変貌を遂げました。

②「斬新な改革」の生み出し方

「斬新な改革」、「豊かな発想力」はどうすれば身につくのか。中野さんはよく聞かれるそうです。

ですが「特別ことは何もしていない」と語ります。

「やったことと言えば、ただこの場所に立って、ボーッと何時間も過ごし声を聴く。誰の声かというと、この場所が語り掛けてくる声です」と語っています。

助言やデータなどは余計な雑音にしかならないので、あまり耳を貸さない。

ただひたすら、「あぁ、この場所は、もっとこういう風に生かされたいんだなと感じる」

そのためにはやはり、「日常生活に余白は必要」と語っています。

あわただしく、余裕がなければ、本当に大切な声は耳に入ってこないと、説明しています。

③ぜんぶ、捨てる

長生きの時代には、こまめに手放すことをしなければ、どんどん重荷が増えていく。

捨てることの重要性も説明しています。

持ち物だけではなく、人との出会いもそうです。

付き合いを続けたいのは、明るく未来を語れる仲間。

付き合いは長いほどいいというものでもなく、あったばかりの相手から学べることも多いと言います。

来るもの拒まず、去る者負わず。いつもオープンな姿勢が大切です。

また、中野さんは「好き・嫌い」をはっきりすることを意識的にしてきたそうです。

理由は後付けでもいいので、とにかく直観で「好き、嫌い」を判断していく。

そうすることで、自分の中に主たる「軸」がつくられていくと説明しています。

④「小さなレジスタンス」に目を向ける

何か、大きなことを成し遂げようと思わなくていい。

自分の中に自然と生まれる、「小さなレジスタンス」に目を向けて、蓋をしないようするだけでいいと、中野さんは話します。

レジスタンスとは「抵抗」です。

自分はそうは思わないんだけどなと思う事って、日常にありますよね。

そういう違和感が、とても大事です。

周りと合わせないといけないという同調主義は危険。

あまりにその圧力が強いと、自分の判断で逃げ出すこともできないし、全員そろって、破滅の方向にいくリスクも高くなる。

抵抗する心が生まれたら、それを大事にする。

そして同時に、相手のレジスタンスも尊重することが必要です。

自分に対して、反対意見を言われた時は、カチンとくるかもしれない。

ですが、そこには将来につながる可能性が隠れている。

自分には思いつかなかった道筋が見えるチャンスと考えた方がいいと説明しています。

⑤準備万端の日は一生来ない

「準備万端の日は一生来ない」という言葉も名言だと思います。

野球が好きな中野さんは、選手がヒットを打つかどうか、打席に立つ前から分かるそうです。

バッターボックスに向かう前、不安を背負っているような感じが見えたら、絶対に打てないと語っています。

野球は打席が自然に回ってきますが、日常生活の打席のタイミングは、自分で決めないといけません。

「まだ早すぎる。準備ができていない」と言っていたら、いつまでたっても打席には立てない。

準備万端の日は、一生来ないと思った方がいい。

何よりも大事にすべきは、自分に嘘がないかどうか。

精一杯やってきたと自分に問いかけて、嘘がなければ、思い切ってやってみる。

仮にヒットを打てなくても、また打席はやってくるので大丈夫と語っています。

いかがだったでしょうか。

世の中には、組織に属しているかどうかにかかわらず、「個で生きている人間」と「個を消して生きている人間」の2種類がいます。

これからは「個」の時代であり、自分を主語にして意志を決め、行動できる資質が不可欠です。

中野さんの生き方は、これからの時代を生きる手本になります。

ぜひ読んでほしい一冊です。

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これからも実際に読んで、参考になった本を、分かりやすく短時間で解説します。

最後までご視聴ありがとうございました。

本日も良い一日をお過ごしください。